クボタ株続落、欧米不振で来期配当は最大3割下げも-社長言及(2)

農業機械メーカー国内最大手のク ボタの株価が下げ幅を拡大し、一時5.7%安の460円まで売られた。 来期(2010年3月期)の配当について、今期と比べ2-3割程度引き 下げる方針であることが分かったと、ブルームバーグ・ニュースはこの 日午前9時25分すぎに報道。株主利益の減少や業況の厳しさを警戒す る売りが優勢となった。きょうの始値は1.6%高の496円だった。

来期減配の可能性は、益本康男社長が26日のブルームバーグ・ニ ュースとのインタビューで明らかにしたもので、建設機械事業などが特 に北米や欧州で不振で、大幅な減益が見込まれるためという。

クボタは売上高の半分以上を国外で稼ぐが、会計上の慣例で海外 事業の決算期は1-12月としている。益本社長によると、今期の連結 業績に反映されない1-2月の数字が「びっくりするぐらい悪い」。今 期の配当は通期で14円を予定しているが、来期について同社長は、 「半分になることはないだろうが、7掛けか8掛けか、そのへんになる のではないか」と述べた。

かざか証券市場調査部の田部井美彦部長は、「業績の悪化で人員 削減などのコストカットを進めている企業が多い。株主だけこのままで 良いということもなく、減配の必要はある」と指摘した。また田部井氏 は、クボタの方針について「減配をしなければいけないほど、今後の業 績が落ち込む可能性の表れかもしれない」とも話している。

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