米ムーディーズ:サブプライムRMBSを格下げ方向で見直し

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは26日、2005-07年に組成されたすべてのサブプ ライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン担保証券(RMBS)の信 用格付けを引き下げる方向で見直していると発表した。対象となるRM BSの規模は組成時で6800億ドル(約67兆円)。

発表資料によれば、今回の見直しはRMBSの裏付けとなる住宅ロ ーンの損失が拡大するとのムーディーズの見通しを反映している。同社 は06年に証券化されたローンの28-32%が焦げ付くと予想。これまで は22%と予測していた。

ムーディーズは損失拡大見通しの理由として、「持続的な住宅価格 の低下や清算されたローンの損失の深刻化、デフォルト(債務不履行) 率の高止まり、前払い率の低下傾向」を挙げた。

また、オバマ政権による750億ドル規模の住宅危機対策については、 住宅ローン関連損失を「軽減する効果」があるとし、最新の予測でそれ を反映させたことを明らかにした。ムーディーズは「政府の介入や業界 全体による改善努力がないと仮定した場合」、06年のサブプライムRM BSを裏付けるローンの33%で損失が発生すると分析した。

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