短期市場:翌日物0.10%前後で取引、準備預金が10兆円台の高水準

短期金融市場の無担保コール翌日物 は0.10%前後で取引されている。月末や国債発行の決済要因はあるもの の、準備預金残高が10兆円台まで拡大されたことで資金余剰感も生じ、

0.1%を下回る取引が目立っている。レポ(現金担保付債券貸借)でも資 金の運用意欲が指摘されている。

翌日物は、前日の加重平均0.111%に対して一部の証券会社から

0.12%の調達が見られたが、地方銀行の調達水準は0.10-0.11%、国内 大手銀行の調達は0.09%から0.07%まで低下している。レポは0.11-

0.15%程度で推移しているもよう。

インターバンクの市場関係者によると、準備預金残高からみて資金 の余裕は十分あり、月末でも取引は落ち着いているという。

この日は月末と20年国債の発行が重なる決済日で、1兆4000億円 の資金不足。ただ、大方の不足は金融調節で埋まっているうえ、準備預 金残高も9兆円台から10兆円台に一段と拡大され、足元資金は潤沢。各 銀行による準備預金の積みの進ちょくかい離幅はプラス10%程度まで拡 大し、週末を越えると積みが一段と進む可能性がある。

レポは、月末・月初の受け渡し日にかけて一時0.19%前後まで上昇 する場面もあったが、前日に日銀が機動的に国債買い現先オペを増やし たことで金利上昇が抑えられ、銀行からまとまった資金の運用も見られ ている。国庫短期証券(TB)3カ月物は需給懸念が根強いが、前日は

0.27%で投資家の買いも指摘された。

現先オペ5兆円を継続

日銀は午前9時30分、2日連続で総額5兆円の国債買い現先オペを 通知した。スポットネクスト物(3月3日-4日)が前日と同じ4兆円 と、今月4日以来の高水準。1週間物(3月3日-10日)は1兆円とな る。前日のスポットネクスト物の平均落札金利は0.171%、1週間物は

0.163%だった。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節は見送られ、この日の当座 預金は2000億円減の13兆6000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は1兆2000億円増の10兆6000億円程度になる見込み。準備預金の必要 積立額(1日平均)は4兆1200億円となっている。

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