オバマ米大統領:20年間係争のネバダ州の核廃棄場建設を認めず

オバマ米大統領は、20年間係争が 続き少なくとも90億ドル(約8900億円)の費用が掛かっていたネバダ 州ユッカマウンテンでの核廃棄場建設計画を認めない方針だ。

米エネルギー省のステファニー・ミュラー報道官は、オバマ大統領 もチュー・エネルギー長官も「ユッカマウンテンの核廃棄場が選択肢で はないと強調してきた。この話は決着している」と強調した。オバマ大 統領が26日発表した予算案も「明らかにこの責務を反映している」(ミュ ラー報道官)。

オバマ大統領の決断は、電力各社が新規の原子力発電所の建設を計 画している中で、核廃棄物をめぐる長期的な問題を先送りするものだ。

これまでの計画では、全米の原子炉からの核廃棄物をラスベガスの 南西160キロにあるユッカマウンテンに運び、地下300メートルのトン ネルに埋めることになっていた。貯蔵量は10万9000トンが見込まれて いた。

米エネルギー省によると、放射性廃棄物は現在、39州120カ所に分 散して埋められている。米国内には現在、商業原子炉が104基稼働して いるほか、26基の建設を求める17件の申請が米原子力規制委員会(N RC)に提出されている。

米最大の原発運営会社エクセロン(本社・シカゴ)、2位のエンタ ジー(同・ニューオーリンズ)は原子炉の新設を申請している。業界団 体、米原子力エネルギー協会の広報担当者、スティーブ・ケレケス氏は、 オバマ大統領の決定によって原子炉新設の動きが縮小することはないと 述べた。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 淡路毅 Takeshi Awaji +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net Editor: Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Daniel Whitten in Washington at +1-202-654-1224 or dwhitten2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Larry Liebert at +1-202-624-1936 or lliebert@bloomberg.net.

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