栗田工株が4カ月半ぶり安値、予想以上の業績悪化で来期減益観測も

総合水処理の最大手、栗田工業の 株価は売り気配で始まり、取引成立後は一時前日比12%安の1615円 と、昨年10月8日以来、約4カ月半ぶり安値に沈んだ。企業の設備投 資需要が低迷し、今期(2009年3月期)の連結営業利益は従来予想を 17%下回る見込みとなった。業績悪化は予想されていたものの、修正 幅が予想より大きいとして失望売りが膨らんだ。

同社が26日に発表した業績予想修正によると、今期の連結営業利 益は前期比13%減の265億円(従来予想320億円)となる見通し。世 界的な景気悪化によって業績が悪化した製造業を中心に、設備投資の凍 結や延期が相次いでいるほか、工場の操業度低下も響く。

日興シティグループ証券の大内卓アナリストは26日付リポートで、 「会社予想の未達はサプライズではないが、未達幅は想定以上」だと指 摘。今期営業利益287億円を予想していた同証券予想との差異は、 「足元2週間で環境がさらに悪化している電子、一般産業向けメンテナ ンスの売上高であろう」とみている。

その上で、来期業績についても「足元の急激な環境変化を考えると、 ディフェンシブ性が高いメンテナンス事業であっても2けた減収は避け られないであろう」と大内氏は予測。来期の営業利益は240億円程度 の印象としている。

クレディS証は投資判断弱気に下げ

なお、クレディ・スイス証券では26日付で同社株の投資判断を 「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」へ引き下げた。目標 株価は1400円。ゴールドマン・サックス証券では目標株価を2500円 から2250円へ引き下げている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE