米フォード:09年の業界全体の米販売見通しを100万台下方修正

米自動車大手フォード・モーター は26日、2009年の米国内の販売台数見通しについて、昨年12月に 議会に示した最悪のシナリオ並みの水準に下方修正したことを明らか にした。同社は政府支援を回避するため販売回復を頼みにしている。

フォードは当局への年次報告書で、今年の業界全体の米乗用車・ ライトトラック販売台数が最低で1050万台に落ち込むとの見通しを 示した。1月時点の予想から100万台の下方修正で、今年に入ってか らは3回目の引き下げ。同社は昨年12月に議会に提出した再建計画 で、年間の米販売台数が1050万台に落ち込めば大恐慌以来で最悪と なり、同社は130億ドルの融資が必要になると説明していた。

モルガン・キーガンの債券アナリスト、ピート・ヘースティング ス氏は「明らかにこの予測は一段と現実的になっており、今後いずれ かの時点で政府支援が必要となる可能性が高まっている」と指摘した。

米自動車販売台数は、フォードが今後もビッグスリー(3大自動 車メーカー)のなかで唯一、政府支援を求めない企業でいられるかど うかを決める上で重要だ。米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライ スラーは既に合わせて174億ドルの政府融資を受けており、最大で計 216億ドルの追加支援を目指している。

フォードはこの日の報告書で、「政府支援による事業再建に入るこ とは予想していない」との立場をあらためて示した。ビル・フォード 会長は1月11日、世界経済が崩壊しない限り、政府融資は求めない 考えを明らかにしていた。

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