短期市場:翌日物0.11%前後、月末も準預10兆円台-レポ金利低下

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.11%前後で横ばいか。月末や国債発行の決済要因はあるものの、 準備預金残高が10兆円台に一段と拡大されることで落ち着いた取引が 続くとみられている。国債買い現先オペの増額を受けてレポ(現金担 保付債券貸借)金利も低下している。

26日の翌日物の加重平均金利は前日比と変わらず0.111%。証券 会社や信託銀行、地方銀行の調達で0.11-0.12%から始まった。その 後は大手銀行の調達で0.10%付近を中心に推移した。27日受け渡しの 翌日物は0.09-0.14%程度で取引された。

この日は月末と20年国債の発行が重なる決済日で、1兆4000億 円の資金不足になる。大方の不足は金融調節ですでに埋まっているが、 決済を見極めるために午前は資金の出し手が慎重になりやすい。

ただ、必要額を大幅に上回る準備預金残高の調節が続いており、 各銀行による準備預金の積みの進ちょくかい離幅もプラス10%程度ま で拡大しているため、金利上昇にはつながりづらいとみられている。 前日はレポ市場でもまとまった金額の資金運用が指摘されていた。

レポは、当日物も含めて0.15-0.17%前後で取引されている。 日銀がスポットネクスト物の国債買い現先オペを1兆円増額の4兆円 に拡大したことで金利上昇圧力が抑えられた。国庫短期証券(TB) 3カ月物の0.27%で投資家の買いも指摘された。

ただ、前日の本店共通担保オペ(期日3月19日)の最低落札金利 は前回比1ベーシスポイント(bp)低下の0.16%と下げ渋り。3月4 日の税揚げ日や年度末も意識され、ターム(期日)物の取引動向は引 き続き注視されている。

準備預金10.6兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は2000億円減の13兆6000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は1兆2000億円増の10兆6000億円程度になる見込み。 短資会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多 い。

準備預金の必要積立額(1日平均)4兆1200億円と積み終了先 3兆5500億円から推計した中立水準は7兆7000億円程度になる。

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