ボルカー元FRB議長:ヘッジファンドへの強い規制を求める

米大統領経済回復諮問委員会のポー ル・ボルカー委員長(元米連邦準備制度理事会=FRB=議長)は26 日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言し、ヘッジファンドやプラ イベート・エクイティ(PE、未公開株投資)、自己売買などに関する規 制の見直しを通じて金融市場の安定を確保すべきだとの見解を示した。

ボルカー委員長は「市場を再び極めて脆弱(ぜいじゃく)な状態に 放置してはならない。市場が機能停止に陥れば、再び米国や世界の経済 を脅かしかねない」と強調。「ヘッジファンドやPEファンド、自己売 買のようなリスクにさらされやすい資本市場行動に対する強い規制」が 金融機関の安定性確保と利益衝突の可能性の抑制につながると訴えた。

同委員長はまた、「米経済は困難な時期にあり、金融市場と金融機 関は前例のない複雑さとリスクを抱えている」と指摘。同委員長はさら に議員の質問に対する回答で、信用危機の収拾には「政府の追加資金が 必要になるだろう。特に一部の金融機関の資本増強を助けるためには必 要だ」とし、「わたしはこれを国有化だとは呼ばず、資本のリストラだと 見なす」と述べた。

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