英財務相:銀行の国有化に一歩近づく、RBS保有比率さらに上昇へ

ダーリング英財務相は、英銀の国 有化にまた1歩近づいた。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ グループ(RBS)株の政府保有比率をさらに上昇させるプログラム で合意したほか、同行のフレッド・グッドウィン前最高経営責任者(C EO)の年金の減額を求めた。

英政府は1月19日に骨子を発表した銀行救済案に基づき、RBS の不良資産3250億ポンド相当に保証を付ける。この結果、同行への政 府の持ち分は80%以上となる見込み。ダーリング財務相はまた、政府 支援を要請した後に辞任したグッドウィン前CEOへの年65万ポン ド(約9200万円)の年金について削減を求めた。

銀行の貸し渋りがリセッション(景気後退)を悪化させることを、 英政府は懸念している。ダーリング財務相は26日の議会証言で、RB Sなど英銀の完全国有化は望まない考えを示す一方で、公的資金注入 を受けた銀行は融資を拡大させる義務があると指摘した。

英政府の銀行救済案は住宅保有者や企業向け、商業用不動産用の 融資促進に向けて、銀行が保有する資産を保証し一部損失を肩代わり する内容。ロイズ・バンキング・グループも政府のこのプログラムの 活用について協議していることを明らかにした。まだ条件について合 意してはいないという。

ダーリング財務相によれば、RBSは資産保証の見返りに、向こ う2年で融資を500億ポンド増やすことを約束した。現在の融資残高 3000億ポンドに上乗せする。

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