今日の国内市況:株式は小幅反落、債券大幅高-円軟調

東京株式相場は小反落。前日のニ ューヨーク原油先物相場が3週ぶり高値に上昇し、コスト低減期待の後 退でブリヂストンなどゴム製品株、中国電力など電力株が売られた。世 界的な金融システム不安の根強さを背景に、大和証券グループ本社、み ずほフィナンシャルグループなど金融株の一角も安く、トヨタ自動車な ど時価総額の大きい輸出関連株も終盤に崩れた。

日経平均株価の終値は前日比3円29銭(0.04%)安の7457円93 銭、TOPIXは同3.09ポイント(0.4%)安の742.53。東証1部の 出来高は概算で20億4911万株、売買代金は1兆2627億円、値上がり 銘柄数812、値下がり775。業種別33指数は上昇17、下落16。

債券は大幅高、2年債入札順調

債券相場は大幅高(利回りは低下)。この日実施された2年利付国 債の入札結果が順調となったことに加えて、日経平均株価が下落に転じ たことで、買いが優勢となった。チャート分析を重視するCTA(商品 投資顧問)などの海外投資家が先物に買いを入れたとの見方もある。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比10銭高の139円20銭で 取引を開始した後、138円96銭まで下落し、16日以来の139円割れと なった。その後は、買い優勢の展開となり、一時は68銭高の139円78 銭まで上昇した。結局は54銭高の139円64銭と、この日の高値圏で引 けた。3月物の日中売買高は3兆2503億円。

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比変わらずの

1.30%で寄り付いた後、若干水準を切り上げ、0.5ベーシスポイント (bp)高い1.305%と10日以来の高水準をつけた。しかし、1.3%台で は買い意欲が強く、徐々に水準を切り下げ、一時は1.265%まで低下し た。午後3時前からは2.5bp低い1.275%で推移している。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)0.4%の2年利付国 債(278回債、3月発行)の入札結果では、最低落札価格が99円98銭 5厘、平均落札価格は99円98銭8厘となった。

最低落札価格は、市場予想(99円97銭5厘)を上回り、最低と平 均落札価格の差である「テール」は3厘となり、昨年7月入札以来の水 準まで縮小した前回債と同水準だった。応札倍率は2.95倍と前回債の

3.34倍から低下した。

円弱含み、国内景気の悪化鮮明で

東京外国為替市場では円が弱含み。ドル・円相場は午後の取引で一 時1ドル=97円97銭と、昨年11月14日以来、約3カ月ぶりの水準ま で円が水準を切り下げた。日本の景気悪化が鮮明となるなか、海外投資 家の資金引き揚げが意識されやすく、売り圧力が強まっている。

ユーロ・円相場は一時1ユーロ=124円87銭と、前日のニューヨ ーク時間午後遅くに付けた123円92銭からユーロ高・円安が進行。午 後の取引では124円台前半を中心に取引された。

ユーロ・ドル相場は前日の取引で一時1ユーロ=1.2899ドルと、 ユーロが2営業日ぶりの高値を付けたあと、1.2691ドルまで下落。こ の日の東京市場では1.2700ドルを挟んだ水準で上値の重い展開が続い た。

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