米ラサール:日本の不動産価格は「ボトムに近い」、一部は下げ過ぎも

世界最大級の総合不動産サービス、 米ジョーンズ・ラング・ラサールの不動産投資顧問会社の日本法人ラサ ールインベストメントマネージメントで投資戦略・リサーチ部のディレ クターを務めるオリヴィエ・メージュ氏は26日都内で、ブルームバー グ・ニュースに対し「日本の不動産価格はボトム(底値)に近い状況に ある」と述べ、郊外型商業施設が投資対象として今後、評価される可能 性があるとの見方を示した。

同社はこの日発表した「不動産投資戦略2009年」の中で、日本の不 動産市場について、過去においては価格が上昇基調をたどるという「土 地神話」が存在していたが、現在は「投資の合理性」に基づく成熟した 市場に変化したと指摘。そのうえで、成熟した市場では「歴史的にバリ ュー(価値)の山から谷までの下落が30-40%」と分析している。

メージュ氏は「日本のマーケットのピークは2007年末だった。投資 家も30-40%下落すれば関心を持ってくる」と語り、また、郊外型商業 施設は長期的に優良なキャッシュフローに支えられており、一部は過小 評価されている可能性がある、と述べた。

09年はディフェンス投資

ただ、同社は09年の世界全体での投資については景気後退の中、 「強固なディフェンス(防御)戦略」と位置づけている。商用不動産の 空室率、賃料などのファンファメンタルズは09年に急激に悪化すると予 想し、安定・改善の兆しが見られるのは2010年以降としている。

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