次世代無線通信「WiMAX」の運用開始、無料モニター向け-UQ

KDDIなどが出資する次世代無 線LAN(域内通信網)「WiMAX(ワイマックス)」の運営会社U Qコミュニケーションズは26日、通信網の開通式を開き、東京周辺を 対象に無料モニター向けの運用を開始した。

記者会見した田中孝司UQ社長によると、モニター5000人は約2 万人の応募者から抽選した。7月に月4480円の有料化に移行しサービ ス地域も首都圏に拡大、2012年度末には全国主要地域をカバーする計 画だ。接続対象はパソコン。

WiMAXは、通信速度が固定回線の光ファイバーと同程度の最大 毎秒40メガビット(メガは100万)と既存の無線LANに比べて速い のが特徴。商用サービスは2006年6月に韓国で開始。米通信会社スプ リント・ネクステルも昨年9月末から始めた。

ワイマックス対応のチップ製造元であるインテル日本法人の吉田和 正社長は、日本以外で「ここまで明確に国全体をカバーする計画が明ら かにされている例はない」と述べ、7月の有料化に前後して機能搭載の パソコンが各社から発売されるとの見通しも明らかにした。

次世代無線LANは日本では07年12月に、総務省がKDDI陣営 に免許を交付。WiMAXとは異なる技術で同時に次世代無線の認可を 受けたPHS大手ウィルコムは10月に有料サービスを開始予定。とも に携帯電話各社が来年以降に開始予定の通信速度が速い「3.9世代携 帯」との競合が予想される。認可時の計画によると、UQは13年度の 売り上げ1450億円、同年度末の加入560万件を目指す。

KDDIの小野寺正社長兼会長は26日記者団に対し、WiMAX の今後のビジネス拡大の可能性として、無線LAN機能を搭載している 任天堂の携帯ゲーム「DS」などへの導入を一例として挙げた。田中社 長は、機能搭載を任天堂と協議しているかはコメントを避けた。

KDDIの株価終値は前日比1万1000円(2.3%)高の49万7000 円。

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