ルクセンブルク:UBSを摘発、マドフ関連資産の保管で過失と主張

ルクセンブルク金融監督委員会(C SSF)は、巨額詐欺の疑いで逮捕されたバーナード・マドフ容疑者 に関連するファンドを管理する「カストディアン」としての役割で重 大な過失があったとして、スイスの銀行UBSの子会社を摘発した。

CSSFがウェブサイトで25日発表した声明によれば、CSSF はUBSに対し、ルクセンブルク部門である同子会社の内部管理を見 直し、3カ月以内に対応策を報告するよう命じた。声明は、「カストデ ィアン銀行としてのデュー・ディリジェンス(資産精査)の責務を正 しく遂行しなかったことは、監督責任の重大な過失だ」としている。

UBSルクセンブルクは、アクセス・インターナショナル・アド バイザーズ社のファンド「ルクスアルファ・シカブアメリカン・セレ クション」のカストディアン業務を担当。マドフ容疑者に関連する投 資を理由に、CSSFはこのファンドを閉鎖していた。

ルクスアルファはかつて資産総額が14億ドルに達したこともあ り、損失を取り戻したい複数の投資家がルクセンブルクの裁判所にU BSを提訴する方針。

UBSは電子メールで、「CSSFの主張は正確ではない」とする コメントを発表。ルクスアルファの書類は「非常に明確」で、同行の ルクセンブルク部門が「資産保管で責任を負うことは予期されていな かった」と説明した。

UBSはさらに、「マドフ事件での不幸な結果に関し、これら投資 家に対する責任はない」と言明、CSSFの主張は「UBSのルクセ ンブルクにおけるウェルス・マネジメント部門の顧客やルクセンブル クのファンドに何ら影響を与えない」と述べた。

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