日本株:買い戻し一巡で上値重い、素材や輸出一角堅調-ゴム製品安い

午後の東京株式相場は、買い戻し 一巡で上値が重い展開。米国の先端半導体メーカー協同組合との提携契 約を締結した旭硝子が急反発するなど、ガラス株が高い。在庫調整の進 展による生産回復期待から新日本製鉄など鉄鋼株、信越化学工業など化 学株も買われ、素材関連業種の上昇が目立つ。円安進行を受け、ホンダ、 三菱電機、テルモといった輸出関連株の一角も堅調。

一方、前日のニューヨーク原油先物相場が3週ぶり高値に上昇した ことで、コスト低減期待が後退するブリヂストンなどゴム製品株、中国 電力など電力株の一角が売られ、相場全般に上値を押さえている。

午後1時28分時点の日経平均株価は前日比75円39銭(1%)高 の7536円61銭、TOPIXは同3.73ポイント(0.5%)高の

749.35。東証1部の出来高は概算で12億7439万株、売買代金は 7844億円、値上がり銘柄828、値下がり742。業種別33指数は24業 種が上昇、下落は9。

アイディーオー証券の菊池由文ディーリング部部長は、住宅関連指 標の悪化を背景に前日の米国株が反落したことを勘案すれば、「きょう の日本株は想定外に強い」と指摘。ただ、朝方の上げをけん引したショ ートカバー(売り方の買い戻し)が一巡しており、「実需の買い手不在 の中、上値の重さを嫌気した売りが徐々に出てきている」という。

HISや久光薬急伸、アドテストが下落率上位

個別では、4億円近くの特別利益が発生する見通しとなったツカモ トコーポレーションが急伸し、東証1部の値上がり率上位。昼休み時間 帯に、原価管理体制の強化などを理由に2008年11月-09年4月の連 結利益予想を増額修正したエイチ・アイ・エス、自社株買いの実施計画 を発表した久光製薬はともに値を切り上げる展開。

半面、半導体製造装置の販売急減や構造改革に伴う費用がかさみ、 09年3月期に780億円の最終赤字を見込むアドバンテストが急反落し、 東証1部の値下がり率上位に顔を出す。第一三共も大幅安。同社ついて は、米食品医薬品局(FDA)が、インドの連結子会社の1工場が医薬 品の有効期間データを偽ったとして、同工場が製造する新たなジェネリ ック(後発医薬品)の審査を当面行わない方針を明らかにしている。 09年12月期業績が大幅に落ち込む見込みの日本電工は、連日の大幅安。

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