HIS株が午後急伸、経費削減と為替差益で中間純利益予想を5割増額

大手旅行会社のエイチ・アイ・エ スの株価が午後の取引で急伸、一時前日比4.5%高の1345円まで買わ れた。原価管理体制の強化や足元の円高などを理由に、2009年4月中 間期(08年11月-09年4月)の連結純利益予想を従来の5億円から 15億円に5割増額修正しており、利益水準の高まりを好感した買いが 膨らんだ。

HIS株の午前終値は同0.8%高の1297円。同社は、午前11時 30分に東証の適時開示情報閲覧システムを通じて中間業績予想の修正 を発表、午後は買い気配で取引を開始した。

新しい中間業績予想は、連結売上高が前年同期比2.1%減の1733 億円、経常利益が同35%増の23億円。前回予想と比べると、売上高は 37億円(2.1%)の減額、経常利益は6億円(35%)の増額修正とな った。韓国など商品単価の低い「安・近・短」レジャーが好まれ、売上 高は想定を下回るが、商品造成の見直しなどを通じ原価率を改善、ドル 預金の増加で昨今の円高傾向が為替評価益を生んでいるという。

HISでは同社のドル預金について、1米ドル=93円で試算する と、中間期(6カ月間)で約19億円の為替差益になると説明、1ドル =95円の場合、為替差益は約17億円とした。

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