【個別銘柄】アドテスト、西松、エンジャパ、第一三共、日産、久光

26日の日本株市場における主な 材料銘柄の終値以下の通り。

アドバンテスト(6857):前日比13%安の1245円と急落して終了。 半導体不況の長期化が懸念されるため、3月末までに約1200人を削減 するなどの構造改革を実施する。今期(2009年3月期)の連結純損益 は、関連費用などで780億円の赤字となる見通し。前期は166億円の 黒字を計上しており、足元の急激な業績悪化が嫌気された。

西松建設(1820):24%高の89円と午後に急騰。同社はこの日午 後2時、コスト削減効果により利益率が改善していることを理由に、 2009年3月期の業績予想を修正。本業のもうけを示す連結営業利益予 想を従来計画比8.2%増の79億円に上方修正。前期実績は40億円。

エン・ジャパン(4849):1万円(11%)安の7万8500円とス トップ安(制限値幅いっぱいの下落)。景気悪化を背景に求人広告需 要の低迷している。野村証券金融経済研究所は「転職求人広告需要は 景気回復に遅れて改善する傾向のため、当面投資魅力は乏しい」(大 原一真アナリスト・25日付のリポート)とし、投資判断を「2(中 立)」から「3(売り)」に引き下げた。

エイチ・アイ・エス(9603):2.6%高の1321円。原価管理体制 の強化や足元の円高などを理由に、2009年4月中間期(08年11月- 09年4月)の連結純利益予想を従来の5億円から15億円に5割増額修 正しており、利益水準の高まりを好感した買いが膨らんだ。

第一三共(4568):9.5%安の1680円。米食品医薬品局(FD A)は、インドの製薬最大手ランバクシー・ラボラトリーズのインド 国内の1工場が医薬品の有効期間データを偽ったとして、同工場が製 造する新たなジェネリック(後発医薬品)の審査を当面行わない方針 を明らかにした。ランバクシーは第一三共の連結子会社で、収益不透 明感から売り注文が広がった。

日産自動車(7201):2.3%高の307円。3月の国内工場での減 産台数を1-2月に比べ圧縮する。小型車を生産する追浜工場(神奈 川県)では今月9.5日間設定した非稼働日を3月はゼロにするのをは じめ、他の組立工場でも生産量を増やす。

久光製薬(4530):4.3%高の2905円と、昨日付けた約3年ぶり の安値(2745円)から反発。高齢化の進展に伴い、鎮痛貼付剤「モー ラステープ」の販売は好調を維持、今期(2009年2月期)業績の上振 れが期待されているほか、来期も増収増益が可能との見方が反転につ ながった。また昼休み中には、発行済み株式総数の1.13%に当たる 100万株を上限に自社株買いを実施すると発表した。

伊藤忠エネクス(8133):3.3%安の594円と午後に下げ幅拡大。 同社はこの日午後1時に、09年3月期の連結業績予想の下方修正を発 表。販売数量の落ち込みや減損処理などの発生も重なり、連結純利益予 想は従来計画比22%減の47億円。前期実績は42億円だった。

バルス(2738):8.6%高の9万2200円。一時はストップ高とな る1万円(12%)高の9万4900円を付けた。景況感が悪化する中でも、 09年1月期の既存店売上高は前の期比7.9%増。客数は同14%と2け たの伸びを示した。3月末に自社株5.9%を消却する方針も25日に示 され、業況、株式需給の好転を見込む買いが優勢となった。同社はイン テリア雑貨店「フランフラン」など複数の業態を展開する。

ローソン(2651):3%高の4150円。コンビニエンスストア7 位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収する。買収額 は145億円。今後両社は、来春をめどに合併することで協議していく 予定。ゴールドマンの河野祥アナリストは26日付の投資家向けのメモ で、都心店拡大やローソンブランドへの転換効果などが見込め、「収益 拡大の好機と考える」との見方を示す。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)は2%高の251円、JFEホールデ ィングス(5411)は0.5%高の2005円。日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長 (新日本製鉄社長)は25日、ことし1-3月に39年ぶりの低水準に 落ち込む見通しの国内粗鋼生産について、4-6月には若干回復する との見通しを示した。

資源株:新日本石油(5001)が1.3%高の456円。新日石、国際 石油開発帝石(1605)、日揮(1963)の3社は25日、イラクの油田 開発の入札への参加を検討すると発表した。3社の会長はすでに同国 を訪問、マリキ首相らと会談した。ただ、日本側コンソーシアムと入 札などの詳細は、イラク側と交渉中のため発言できないとしている。

SJホールディングス(2315):11%高の1万4800円。東証1部 上場のSRAホールディングス(3817)と業務・資本提携を結ぶこと を決めた。両社では今回の提携により、有望な中国市場で新しい企業 価値の創造につなげたいとしている。SRAHDは2%高の611円。

キング工業(7986):2.8%安の35円。金庫やロッカーなどの需要 の落ち込みや、工場の設備増強に伴う経費増加も重なったことなどを 理由に、08年12月期の業績予想を下方修正。繰延資産取り崩しによる 税金負担も響き、連結純損失は従来計画の1億5000万円から4億 2900万円と赤字幅が拡大したもよう。前の期は4800万円の黒字。

日本トイザらス(7645):0.2%安の479円。テレビゲーム関連商 材の不振に加え、不採算店舗の減損処理を行ったことなどから、09年 1月期は大幅な最終赤字に転落したもよう、と前日に発表した。減配 も同時に明らかにし、消費、事業環境の厳しさが嫌気された。

三井物産(8031):0.3%高の890円。4月1日付で単元株式数 を1000株から100株に変更する。株主の利便性を高め、投資家層の拡 大を図るのが狙い。

ツカモトコーポレーション(8025):16%高の64円。同社は25日、 09年3月期に特別利益が3億9700万円発生する見通しと発表。取引 先の経営破たんを受け、07年3月期に貸倒引当金繰入額として9億円 の特別損失を計上した。ことし2月にこの件の破産管財人より配当の 実施、配当額の通知を受けたため、貸倒引当金戻入額を計上する。

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