中国の景気刺激策の規模は2倍に拡大も、投資ブーム再来か-野村

野村インターナショナルのエコ ノミスト、孫明春氏は、中国の景気刺激策の規模が向こう3年で当初 の2倍に膨らむ公算があると指摘した。これにより、1990年代初め に当時の最高指導者、故・鄧小平氏がもたらしたような投資ブームが 再び中国で起こりそうだという。

孫氏は25日、北京での会議で、中央・地方政府が今後追加の刺 激策を実施し、刺激策全体の規模が当初の4兆元(約57兆円)から 「7兆-8兆元」に拡大する可能性があると述べた。また2009年の 経済成長率について、刺激策のほか昨年12月と今年1月の銀行融資 の大幅な伸びが寄与し、最低でも8%になるとの見方を示した。

同氏は「刺激策の拡大は、新たな投資ブームの前兆かもしれな い」と語り、「中央政府によるこうした大規模な景気刺激策は、過去 には鄧小平氏が実施したものだけだ。当時は刺激策が寄与し、経済状 況が大きく改善した」と指摘した。

また中国が今年、15-20%の投資の伸びを維持するのは容易だ とした上で、経済成長率は、政府目標の8%を達成し得るとの見解を 示した。この成長率は「向こう10年間」維持できる公算だとし、力 強い財政状況や膨大な外貨準備、高い貯蓄率のほか、約6億人の地方 住民が都市部へと移ることで、「大きな消費需要」が生まれることを 理由に挙げた。

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