ロシア格付け:ジャンク級に引き下げの公算-スタンダード・アセット

ロシア国債相場は、同国の格付け がジャンク(投資不適格)級に引き下げられるとの見通しを示唆してい る-。スタンダード・アセット・マネジメントの新興市場責任者アリ ア・ヨースフ氏はこう指摘する。

ヨースフ氏はロンドンで開催されたユーロマネー主催の債券投資 会議で、「ロシアの格付けが年内に投資不適格級に引き下げられるとの 見方が増えており、市場はそれを織り込みつつある」と述べた。

ロシア国債は、米国債に対する上乗せ利回りが約650ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)となっている(JPモルガン・チェ ースのEMBI+指数)。これは、米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)とムーディーズ・インベスターズ・サービスが 投資不適格級の格付けを付与しているトルコ国債の利回りスプレッドを 約70bp上回る水準だ。

ロシア国債は、ムーディーズが投資不適格等級を3段階上回る 「Baa1」、S&Pが2段階上回る「BBB」の格付けをそれぞれ付 与している。

CMAデータビジョンによると、ロシア国債に関連するクレジッ ト・デフォルトスワップ(CDS)スプレッドは過去1年間でほぼ6倍 の約765bpに上昇。昨年10月24日には一時、過去最高の1116bp を記録した。ヨースフ氏は「実際に格付けの変更が行われる前に、市場 はそれを織り込むものだ」と指摘している。

CDSスプレッド1bpは5年間の債務1000万ドルに対する年間 保証料1000ドルを意味する。

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