シンガポール10-12月GDP:前期比年率16.4%減-33年で最悪

シンガポール通産省が26日発表 した2008年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)改定 値は、前期比年率16.4%減と、少なくとも33年ぶりの大幅な落ち込 みとなった。輸出低迷と金融サービス業界の不振で、リセッション (景気後退)がさらに深刻化している。

第4四半期GDPの改定は今回で2回目。1月21日発表の1回 目の改定値(16.9%減)からは上方修正された。7-9月(第3四半 期)は2.1%減だった。

モノやサービスへの需要が減少するなか、政府は公共投資を加速 するとともに、給付金の支給を通じて企業の雇用維持を促している。 これで3四半期連続のマイナス成長となり、シンガポール経済は日本 や香港、ニュージーランドなどと同様にリセッションに陥っている。

CIMB-GK証券のエコノミスト、ソン・センウン氏(シンガ ポール在勤)は「大半の業界で事業活動が抑制される見通しのなか、 シンガポール成長率は引き続き低調にとどまるだろう」と予想。「同国 の経済見通しには大幅な下振れリスクがある」と指摘した。

第4四半期GDPは前年同期比では4.2%減(改定値)。第3四 半期はゼロ成長だった。08年の年間成長率はプラス1.1%と、先月示 されたプラス1.2%から下方修正された。

政府は、今年は2-5%のマイナス成長と予想しており、リー・ シェンロン首相は、リセッションが年内続く可能性を示唆していた。

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