【個別銘柄】アドテスト、第一三共、日産自、東芝、鉄鋼、ツカモト

26日の日本株市場における主な 材料銘柄の動きは以下の通り。

アドバンテスト(6857):一時前日比7.1%安の1325円。半導体 不況の長期化が懸念されるため、3月末までに約1200人を削減するな どの構造改革を実施する。今期(2009年3月期)の連結純損益は、関 連費用などで780億円の赤字となる見通し。前期は166億円の黒字を 計上しており、足元の急激な業績悪化が嫌気された。

第一三共(4568):一時5.2%安の1760円。米食品医薬品局 (FDA)は、インドの製薬最大手ランバクシー・ラボラトリーズの インド国内の1工場が医薬品の有効期間データを偽ったとして、同工 場が製造する新たなジェネリック(後発医薬品)の審査を当面行わな い方針を明らかにした。ランバクシーは第一三共の連結子会社で、収 益への先行き不透明感から売り注文が広がった。

日産自動車(7201):一時5.3%高の316円。26日付の日本経済 新聞朝刊によると、日産は国内工場での減産幅を縮小する。同社は1 月に前年同月比6割、2月に同7割強の減産を実施し、在庫調整が進 展したと判断、3月の減産幅は5割前後に圧縮する。2月と比較する と、生産台数は2倍近くに増える見通しという。生産回復に明るい兆 しが見え始めたことが好感された。

日本航空(9205):一時2.3%高の179円。26日付の日本経済新 聞は、日航が本社の間接・管理業務を大幅に縮小すると報じた。人事、 労務、調達、経営企画など現在23ある部門を、今秋をめどに3分の2 に統廃合。本社で働く従業員の配置転換や、子会社・関連会社でも組 織スリム化し、年間30億-40億円のコストを削減するとも伝えている。

東芝(6502):一時5.2%高の244円。米国テキサス州の電力会 社「サウス・テキサス・プロジェクト・ニュークリア・オペレーティ ング・カンパニー」から140万キロワット級の原子力発電所2基の建 設などを受注した。受注額は非公表としている。

ローソン(2651):一時2.7%高の4140円。コンビニエンスス トア7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収する。 買収額は145億円。今後両社は、来春をめどに合併することで協議し ていく予定。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)は一時4.5%高の257円、JFEホ ールディングス(5411)は3.2%高の2060円。日本鉄鋼連盟の宗岡正 二会長(新日本製鉄社長)は25日、ことし1-3月に39年ぶりの低 水準に落ち込む見通しの国内粗鋼生産について、4-6月には若干回 復するとの見通しを示した。

資源株:新日本石油(5001)は4.4%高の470円など。新日石、 国際石油開発帝石(1605)、日揮(1963)の3社は25日、イラクの 油田開発の入札への参加を検討すると発表した。3社の会長はすでに 同国を訪問、マリキ首相らと会談した。ただ、日本側コンソーシアム と入札などの詳細は、イラク側と交渉中のため発言できないとしてい る。

キング工業(7986):一時2.8%安の35円。金庫やロッカーなど の需要の落ち込みや、工場の設備増強に伴う経費増加も重なったこと などを理由に、08年12月期の業績予想を下方修正。繰延資産取り崩し による税金負担も響き、連結純損失は従来計画の1億5000万円から4 億2900万円と赤字幅が拡大したもよう。前の期は4800万円の黒字。

日本トイザらス(7645):一時3.5%安の470円。テレビゲーム関 連商材の不振に加え、不採算店舗の減損処理を行ったことなどから、 2009年1月期は大幅な最終赤字に転落したもよう、と前日に発表した。 減配も同時に明らかにし、消費、事業環境の厳しさが嫌気されている。

三井物産(8031):2.8%高の912円。4月1日付で単元株式数 を1000株から100株に変更する。株主の利便性を高め、投資家層の拡 大を図るのが狙い。

サニックス(4651):一時7.3%高の88円。同社子会社が発電し た電力を日本卸電力取引所で取引することを決めた。取引開始日は3 月1日。今期業績に与える影響は軽微としている。

ツカモトコーポレーション(8025):一時47%高の81円。同社は 25日、特別利益が3億9700万円発生する見通しだと発表した。取引 先の経営破たん影響を受け、貸倒引当金繰入額として9億円の特別損 失を計上することを決めていた。ただ、この件の破産管財人より配当 の実施、配当額の通知を受けたという。

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