「フランフラン」のバルス株急騰、既存店伸び今期も最高益へ-株消却

インテリア雑貨店「フランフラ ン」など複数の業態を展開するバルス株が一時、ストップ高となる前日 比1万円(12%)高の9万4900円まで急騰した。景況感が悪化する中 でも、既存店売上高は会社計画を上回って推移し、今期(2010年1月 期)も最高益を更新する見込み。3月末に自社株5.9%を消却する方針 も25日に示され、業況、株式需給の好転を見込む買いが優勢となって いる。

バルスは、3月9日に前期(2009年1月期)決算を公表する予定。 会社側は08年12月5日時点で連結営業利益が29億1100万円(前の 期比55%増)になると見込んでいたが、岡三証券では30億1000万円 になると試算、上振れが可能とみている。

今期は「出店をある程度抑制し、既存店活性化に経営資源を振り向 ける」(経営企画グループの大渕亮氏)方針。岡三証では、今期営業利 益34億円、純利益を17億2000万円と試算、それぞれ過去最高になる と予測する。自己株消却後の発行済み株式総数16万3703株で算出し た1株利益(EPS)は1万507円。

岡三証券企業調査部の松村梨加アナリストは、「出店しにくい状況 がしばらく続くとみられ、以前のような増益率は望めない。自己株消却 で一時的に値上がりするかもしれないが、これですぐさま上昇トレンド に戻るとは思えない」と話している。

バルス株は08年3月の6万円台から同6月の17万6000円まで上 昇、その後3カ月間は16万円を挟み高値圏で推移した。しかし、09年 の年明け以降は下げトレンドが鮮明化、2月24日には取引時間中の52 週安値となる8万2500円を付けていた。

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