短期市場:翌日物0.10-0.13%程度、レポ上昇受け現先オペ拡大

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10-0.13%程度で取引されている。レポ(現金担保付債券貸 借)金利が上昇していることから、証券会社の資金調達がやや強い。こ のため、日本銀行は国債買い現先オペの資金供給額を拡大した。

翌日物は前日の加重平均金利0.111%に対して、証券会社や一部の 地方銀行が0.12-0.13%で調達しており、全体の平均を押し上げてい る。大手銀行の調達水準は0.11%から0.09%となっている。月末27日 の受け渡し分でも証券が0.13%で調達を希望している。

レポは、当日物(T+0)が0.14-0.16%程度、27日や3月2日 の受け渡し分は0.18-0.19%前後で高止まりしている。国庫短期証券 (TB)3カ月物利回りが0.275%まで上昇し、足元の資金調達コスト にも上昇圧力がかかりやすい。一部証券で短期国債の在庫の積み上がり が指摘されている。

レポ金利の上昇を受けて、日銀の資金供給オペの落札金利も強含ん でいる。資金需要の高まる月末や3月4日の税揚げによる資金不足日ま で金利が高止まりする可能性もあり、この日は資金供給額の拡大も注目 されていた。

日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(3月2日-3日)の 国債買い現先オペを前日より1兆円多い4兆円と、今月4日以来の水準 まで拡大した。1週間物(3月2日-9日)は横ばいの1兆円。前日の スポットネクスト物の平均落札金利は0.176%、1週間物は0.163%だ った。

準預9兆円台で銀行需要は弱い

前週から9兆円台の準備預金残高(除くゆうちょ銀)が続き、積み の進ちょくかい離幅はプラス9%まで拡大しているため、銀行の調達は 総じて弱いとみられる。ただ、レポとの裁定取引の需要から大手行の調 達が増える可能性もある。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節は見送られ、この日の当 座預金は7000億円増の13兆8000億円程度、準備預金(除くゆうちょ 銀)は横ばいの9兆4000億円程度になる見込み。準備預金の必要積立 額(1日平均)は4兆2200億円。

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