債券相場は小幅高、10年債利回り1.3%台の需要や入札無難予想で

債券相場は小幅高(利回りは低 下)。前日の相場下落で新発10年債利回りが約2週間ぶりに1.3%台 に上昇したことから、値ごろ感からの買いが相場を支えている。また、 この日に実施される2年国債入札は、潜在需要の強さを背景に無難な結 果が見込まれている。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比10銭高の139円20銭 で取引を開始した。直後に売りが増えると138円96銭まで下げ、16 日以来の139円割れとなった。再び買いが増えて、その後は横ばい圏 での推移となっている。3月物の午前9時35分時点で売買高は6527 億円程度。

みずほインベスターズ証券の井上明彦マーケットアナリストは、 「足元では米国債市場の乱高下に対し、日独長期金利は反応が鈍い。手 掛り材料難の中、新発10年債利回りの1.3%台での押し目買い意欲は 強く、底堅い動きが予想される」と指摘していた。

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比変わらず の1.3%で取引を開始。いったんは0.5ベーシスポイント(bp)高い

1.305%と10日以来の高水準をつけたが、そこでは買いが入り、一時 は1.5bp低い1.285%に低下した。その後は1.29%で推移している。

日経平均株価は続伸。前日比9円38銭高の7470円60銭で取引を 開始した。一時は100円を超す上げ幅となった。

2年債入札、クーポンは0.4%か

財務省はこの日、2年利付国債(3月債)価格競争入札を実施する。 日銀による低金利政策が長期間継続するとの観測を背景に無難な結果が 見込まれている。

前日の入札前取引では、3月発行の2年債複利利回りは0.425% 付近で推移した。このため、表面利率(クーポン)は前回1月29日入 札の277回債と同じ0.4%が予想されている。発行額は前回債と同じ 2兆円程度。

ドイツ証券チーフ金利ストラテジストの山下周氏は、「0.4%クー ポンで、実際に入札される水準が0.41-0.42%ならば無難だろう。2 年のOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)がほとんど利 上げを織り込んでいない中、0.4%は割安」との見方を示した。

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