米国のキャップ・アンド・トレード方式導入案:ブラックロックも支持

米エネルギー会社デューク・エナジ ーや、米ブラックロックなどの資産運用会社は25日、オバマ米大統領の 温暖化ガス排出を「市場取引を基盤として制限する」提案を支持する姿 勢を示した。ブラックロックは株式公開している資産運用会社としては 米最大手。

オバマ大統領は24日夜、上下両院合同会議で行った就任後初の施政 方針演説で、低迷している米景気の現状を「変革」するためには、クリ ーンな再生可能エネルギー源が必要であるとの見方を示した。一部の共 和党議員は、オバマ大統領の計画はリセッション(景気後退)の時期に 導入するにはコストが掛かり過ぎるとしている。

オバマ大統領は、エネルギー政策を医療保険や教育を含めた3つの 「大胆な行動と壮大なアイデア」を必要とする分野の1つに位置付けた。 二酸化炭素(CO2)の排出を制限し、風力や太陽光などクリーンで再生 可能なエネルギーの技術開発に年間150億ドル(約1兆5000億円)を投 資する選挙公約の実現をあらためて強調した。

オバマ大統領は「経済を真に変革し安全を守り、地球を気候変動に よる破壊から救うためには、究極的には、収益性が見込めるようなクリ ーンな再生可能エネルギーを生産する必要がある」と述べた。

オバマ大統領が支持するキャップ・アンド・トレード方式では、C O2の排出枠が設定され、企業は市場で排出量を取引できる。

ブラックロックなど投資会社35社は25日、議員らに向けクリーン エネルギー関連法案の成立に向けた迅速な行動を求める書簡を作成した。 これら35社の資産総額は3兆ドルを超える。

デュークやサザン、アメリカン・エレクトリック・パワーなどが加 盟する米電力業界団体、エジソン電気協会(EEI)のトム・クーン会 長によると、同協会もオバマ大統領の演説内容を好意的に受け止めてい る。

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