ドコモ:海外売上高10%の目標は5年以内に達成-M&A拡大で

国内携帯最大手のNTTドコモの 国枝俊成国際事業部長は26日、都内での記者会見で、同社が掲げる海 外売上高比率10%の目標について、額としては「5000億円台を想定し ており、5年以内に達成したい」との意向を示した。M&A(企業の合 併・買収)拡大などを通じて実現するとしている。

2008年度の海外収入見込みは前年度比25%増の1000億円と、売 上高予想4兆5970億円の2.2%程度。うち4割は出資による配当など の収入、残り6割は海外事業者との相互接続(ローミング)や現地進出 している日本企業へのシステム構築・保守の収入などで構成される。

国枝氏の意向通り1000億円を5年後に5000億円に拡大するには、 大幅増収が必要。同氏はローミングなどに比べ投資収入の伸びは読みに くいとしながらも「出資先企業の自然な成長を待っていてもこんな額に はならない。M&Aが必要」と語り、出資機会を探る考えを示した。

同部長はまた、国内展開が主体であるドコモは、世界的な不況によ るダメージが他の海外通信業者よりも軽かったほか、円相場の上昇も海 外投資をする場合には追い風になると説明。「現在は資金余力的にドコ モと肩を並べるところはあまり無い」と、自社の優位性を強調した。

ドコモは国内市場飽和が鮮明となる中、成長が見込める海外戦略を 強化する方針に転換。インド最大の財閥タタ・グループ傘下で同国6位 の通信会社タタ・テレサービシズ(TTSL、非上場)の株式26%を 取得することを決めた。ベトナムや中国などでの投資も模索している。

ドコモの親会社であるNTTは昨年5月発表の中期計画で、07年 度に約2000億円だったグループの海外売上高を、10年度には4000億 円以上に増やす方針を打ち出していた。

ドコモ株価の終値は、前日比400円(0.3%)高の15万1100円。

Editor: Yoshito Okubo,Keiichi Yamamura

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Toshinari Kunieda  

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