山崎パン株が反発、費用減や販売数量増期待-政府が小麦売渡価格下げ

パン業界1位の山崎製パンの株価 が前日比2.4%高の1173円と反発。政府が製粉各社に売り渡す輸入小 麦価格を値下げすることを決めたため、原材料費軽減につながるとみら れた。また同社が製品価格を下げれば、販売量が増えるとの見方もある。

農林水産省は24日、4月から輸入小麦の政府売渡価格を平均

14.8%引き下げると発表した。小麦の国際相場が昨年夏ごろから下落 に転じたことが要因。代表的な米シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦 相場は24日現在、1ブッシェル=5.26ドルと、ピークの2008年2月 の13.49ドルから6割落ち込んでいる。

同省では、今回の値下げが製品価格にすべて反映されれば、1世 帯当たりの食材費が平均月間44円下がると試算している。

東海東京調査センターの角山智信アナリストは25日付の投資家向 けのメモで、「山崎パンは国内の小麦粉最大手ユーザーで、年間約570 億円の小麦粉を購入している。今回の政府売渡価格の引き下げで、年間 約60億円のコスト安メリットが発生する」と指摘する。

山崎パンは09年12月期の連結営業利益を前期比0.7%増の260 億円と計画している。この数字には麦価引き下げの影響が織り込まれて いないことから、「株式市場では引き下げによるコスト安を好感し、短 期的に株価が上昇する可能性が高い」(角山氏)という。

-- Editor:Shintaro Inkyo

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