【個別銘柄】自動車関連、ゴム、アドテスト、住鉱、日電工、スルガ銀

25日の日本株市場における材料銘 柄の午前終値は以下の通り。

自動車関連銘柄:新型ハイブリッド車の受注が好調なホンダ (7267)が前日比6.8%高の2365円、トヨタ自動車(7203)が3.2% 高の3190円、デンソー(6902)が6.5%高の1888円など総じて高い。 米国での金融不安の後退から過度な景気懸念が和らぎ、為替の円安傾向 も支援した。輸送用機器指数は、東証業種別33指数の上昇率首位。

ゴム製品株:野村証券金融経済研究所では、原材料価格の定価が 2009年4-6月期から大きな増益要因として寄与し、業績モメンタム が大きく転換するとして住友ゴム工業(5110)や横浜ゴム(5101)の 投資判断「1(買い)」を確認。住友ゴムは2.2%高の614円、浜ゴ ムは2.8%高の329円。自動車株の上昇も支援し、東証1部のゴム製 品指数は採用11銘柄すべて上げ、業種別33指数の上昇率で2位。

アドバンテスト(6857):5.2%高の1423円と3連騰。JPモル ガン証券では大胆な構造改革効果を予想し、ネットキャッシュも相対的 に優位だと評価。投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエ ート」へと引き上げた。

住友金属鉱山(5713):4.7%安の1010円と続急落。24日のニュ ーヨーク金先物相場は過去6週間で最大の下げとなった。前週末に1オ ンス=1000ドルの大台を突破したため、需要が弱まった。アサヒプリ テック(5855)が6.5%安となるなどリサイクル関連も売られた。

日本電工(5563):21%安の297円と急落。一時295円と、2年 8カ月ぶりの安値まで売られた。09年12月期の連結営業利益は前期比 90%減の24億円を見込む。粗鋼生産の減少や販売価格の下落で売上高 が39%減となる上、08年12月期に購入した在庫の影響で製造原価が 上昇することも響く。

ローソン(2651):前日比変わらずの4020円。コンビニエンスス トア7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収する方 針を固めた、と25日付の日本経済新聞朝刊やNHKが報道。首都圏の 営業強化につながると期待されて一時は3.2%高まで買われたが、長引 く個人消費の低迷などを警戒する声も出て、次第に失速した。

日本エム・ディ・エム(7600):39%高の179円と値幅制限いっ ぱいのストップ高。東証1部の値上がり率1位となった。医療機器分野 において、伊藤忠商事やグッドマン(7535)、センチュリーメディカ ルと包括業務提携を締結したと午前に発表。物流体制や業務全般の効率 化への期待が高まった。グッドマンも8.9%高と急騰。

スルガ銀行(8358):14%高の713円と急伸。発行済み株式総数 の3.22%に相当する850万株、金額で60億円を上限に自社株買いを 実施すると発表。ゴールドマン・サックス証券では「需給環境が株価に 影響を与えやすい現在の相場環境下では株価にとってポジティブ」と評 価。過去1カ月の平均売買代金8億円と比較して、規模も大きいという。 野村金融研では投資判断を「中立」から「買い」へ格上げ。

東海理化電機製作所(6995):11%高の786円と大幅続伸。日興 シティグループ証券では株価下落を受け、投資評価を「3(売り)」か ら「2(中立)」へ引き上げた。車種構成悪化による影響が大きい点は すでに株価に織り込み済みとしている。

日揮(1963):2.9%高の1100円と4日ぶり反発。UBS証券で は、09年3月期の連結受注高は1-3月期に大型LNG(液化天然ガ ス)プロジェクトが入ると見られ、会社計画7000億円を上回り8500 億-9000億円に達すると予想。投資判断の「買い」を強調した。

三菱ケミカルホールディングス(4188):5.2%安の310円。石油 化学事業の収益悪化から09年度と10年度ともに最終赤字が予想され るとして、クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から 「アンダーパフォーム」へ引き下げた。

ヤマトホールディングス(9064):3%高の925円と反発。みず ほ証券では、10年3月期の増益転換は難しいが、PER(株価収益 率)を除く各指標にはすでに割安感があるとし、投資判断を「3(ホー ルド)」から「2(買い)」へ引き上げた。「3(ホールド)」から 「1(強い買い)」に格上げした日立物流(9086)も3.6%高。

食品株:農林水産省は24日、輸入小麦の政府売渡価格を4月から 主要5銘柄平均で14.8%引き下げると発表した。クレディ・スイス証 券では「低価格競争懸念は後退、高いパンも売れ始めた」とし、山崎製 パン(2212)の投資判断を引き上げた一方、「10年3月期の三重苦へ の対策が見えるまで弱気」として日清製粉グループ本社(2002)を格 下げした。山崎パン株は1%高の1157円と反発し、日清粉G株は

3.1%安の950円と続落。

近畿日本ツーリスト(9726):8.8%高の87円と急伸。09年12 月期の連結最終損益は1億円の黒字(前期は37億3800万円の赤字) になる見込み。旅行需要は減退が予想されるものの、固定費圧縮や不採 算部門の撤退迅速化が貢献する。

ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(4815):5.3%安の3070 円。06年3月期以前の数年にわたり、不適切な取引が行われていたと の疑義が社内調査で発覚した。複数の会社との間で、商品取引またはサ ービス提供を伴った循環取引と疑われる取引が行われていたもよう。

ケイブ(3760):3.4%高の8万9100円と5日ぶり急反発。オン ラインゲーム「真・女神転生IMAGINE」の中国における運営ライ センス契約を、アエリア(3758)との間で締結した。この契約により、 アエリアからの契約金と、ことし夏からの商用サービス開始後のロイヤ ルティ収入が見込めるとしている。

佐藤食品工業(2814):ストップ安となる300円(15%)安の 1648円売り気配のまま午前を終えた。午前時点での売り注文は差し引 き約5万5000株。同社株式に対する公開買い付け(TOB)が不成立 となる見込みだと24日夜に発表したことが嫌気された。

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