債券相場は下落、米債安・株反発で売り先行-10年は一時1.285%

債券相場は軟調(利回りは上昇)。 前日の米国市場で、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長発言 を受けて、世界経済悪化に対する過度な懸念が後退し、株式相場が反発 した一方、米国債相場が下落した地合いを継続した。政府による株価対 策検討の報道もあって日経平均株価が反発して始まり、円債市場は売り が先行した。

RBS証券シニアストラテジストの市川達夫氏は、「朝方は、米国 市場での流れ、政府の株価対策検討の報道が債券相場の重しとなりやす い」と述べた。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比8銭安の139円50銭 で寄り付いた後、いったんは139円56銭まで戻したが、再び売りが膨 らむと139円15銭まで下落した。3月物の午前9時16分時点での売 買高は5267億円程度。

日経平均株価は反発。前日比99円88銭高の7368円44銭で取引 を開始した。24日の米株相場がバーナンキFRB議長の議会証言など で反発したことを受けた。一方、米債相場は需給懸念で下落しており、 円債市場でマイナス要因として意識されている。

25日付の日経新聞は、政府は24日、下落傾向が続く株式相場の下 支えに向け追加対策の検討に入ったと報じた。政府の追加的な株価対策 として、銀行等保有株式取得機構の購入対象資産を拡大し、政府保証付 きの公的資金で市場から直接、株式などを買い上げる案のほか、政府と 経済界が共同で新たな株式買い上げ組織を創設する構想も浮上している という。

新発10年債は1.285%で開始

現物債市場で新発10年物の298回債利回りは、前日比2.5ベー シスポイント(bp)高い1.285%で取引を開始した。その後は、若干 上げ幅を縮小し、1.275%で推移している。

財務省はあす26日、2年利付国債(3月債)価格競争入札を実施 する。表面利率(クーポン)は、前回1月29日入札の277回債と同じ

0.4%が予想されている。発行額は前回債と同じ2兆円程度。

--共同取材:宋泰允、吉田尚史、曽宮一恵 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 池田祐美 Yumi Ikeda +81-3-3201-2490 yikeda4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Nicholas Reynolds +81-3-3201-8676 nreynolds2@bloomberg.net

日本に関するニュ-ス: NI JAPAN NI ASIA 債券に関するニュ-ス: NI GBN NI BON NI JPB NI ASB

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE