米バイオジェン、アコルダと交渉中か-買収や新薬販売権取得を視野に

米バイオテクノロジー大手のバイ オジェン・アイデックは同業のアコルダ・セラピューティクス(ニュー ヨーク州)買収に向けて交渉を進めている。多発性硬化症向けの錠剤タ イプの試験薬を確保するのが狙い。事情に詳しい複数の関係者が明らか にした。

アコルダの株価は24日、前日比19%上昇。主力の試験薬 「Fampridine」が多発性硬化症患者の歩行を助ける効果があったと同 社が発表した昨年6月2日以来で最大の上げを演じた。同関係者によれ ば、多発性硬化症治療薬で世界最大手のバイオジェンは、Fampridine の販売権取得についても交渉している。この医薬品は今年、米国での販 売認可が下りる可能性がある。

バイオジェンは多発性硬化症を治療する初の錠剤販売に向け、ドイ ツのメルクKGaAやスイスのノバルティスと競っている。現在は注入 薬が使用されており、全世界での売上高は年間60億ドル。アコルダは この日、2008年通期の赤字が前年の2倍に達し、10年以降の事業資金 確保を目的にFampridineの販売権売却を目指していると表明した。

アコルダのロン・コーエン最高経営責任者(CEO)は投資家との 電話会議で、「次の合理的なステップは、提携先候補との予備的な協議 だ」とした上で、「これはほかの選択肢を探る可能性を否定するもので はない」とも述べた。

アコルダの株価は前日比4.15ドル高の25.61ドルで終了。時価総 額は約9億6600万ドルに膨らんだ。バイオジェンは27セント高の

49.65ドルと、1%未満の上昇にとどまった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE