米国債:下落、株高や大規模入札で売り-2年債利回り0.96%(2)

米国債相場は3営業日ぶりに 下落。株価上昇のほか、政府による大規模な国債発行が売り手掛 かりになった。米財務省はこの日の2年債(400億ドル)入札に 続き、今週さらに5年債と7年債合計540億ドルの入札を実施す る。

朝方発表された2月の消費者信頼感指数は、統計開始以来の最低 を記録。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は上院銀 行委員会の証言で、米国経済が厳しい縮小過程にあると指摘し、当 局が金融システムを安定させない限り、リセッション(景気後退)が 2010年まで続く可能性があると予想した。これを材料に米国債は 一時上昇していた。

ドイツ銀行のプライベートバンク部門の債券トレーディング責任 者、ゲーリー・ポーラック氏は「債券は株式市場の動向をみて、そ れとは反対の値動きを示している。この先もかなりの供給が控えて いる」と語った。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後4時38分現在、2年債利回りは前日比4ベーシスポイント (bp、1bp=0.01ポイント)上げて0.97%。2年債(表面利率

0.875%、2011年1月償還)価格は99 26/32。5年債利回りは7bp 上げて1.88%。

2年債入札

米財務省が実施した2年債入札の結果によると、最高落札利回り は0.961%と、入札直前の市場予想の0.983%を下回った。前回(1 月27日)は0.925%だった。投資家の需要を測る指標の応札倍率は

2.63倍と、前回の2.69倍をやや下回った。

財務省は25日に5年債320億ドル、7年債220億ドルの入札を 26日に実施する。

オバマ政権が銀行救済策の詳細を詰めていることに対し、バーナ ンキ議長は議会証言で、当局の「力強い」行動を求めた。

ダラス連銀のフィッシャー総裁は、FRBが長期国債を買い取る 案について、市場の需給をゆがめてしまうことがない限り、米景気回復 に寄与する可能性があるとの見解をあらためて示した。同総裁は、ロ ードアイランド州スミスフィールドでの講演で、FRBが長期国債を 買い取る案は「特に有効な」措置になり得ると述べ、前日ハーバード 大学で行った講演での主張を繰り返した。

30年債は3日続伸。利回りは1bp下げて3.50%。

2年債と10年債の利回り格差はほぼ変わらずの1.82%。

消費者信頼感指数

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した2月の米消 費者信頼感指数は25に低下。1967年の統計開始以来で最低、ブル ームバーグのまとめたエコノミスト予想中央値(35)も大きく下回 った。

プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)のゴール ドマン・サックス・グループによると、今年度(09年9月終了)の米 政府の借入額は2兆5000億ドルと予想されている。過去1年の中長期 債の発行額は8920億ドル。

ファーガソン・ウェルマン・キャピタル・マネジメント(オレゴ ン州ポートランド)で運用に携わるマーク・フォビンチ氏は「米国債市 場の参加者は入札に焦点を絞り、株式市場や景気に関するネガティブな ニュースへの反応は弱まっている」と語る。

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