米S&P/ケース・シラー住宅価格:12月は前年比18.5%低下

全米20都市を対象にした2008 年12月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・ シラー住宅価格指数は前年同月比で18.5%低下と、01年の集計開始 以来で最大の落ち込みを記録した。ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミスト調査の予想中央値は18.3%の低下だった。同指数 は2007年1月から連続で低下している。前月は18.2%低下。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)の米国担当チ ーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏は顧客向けリポート で「大量の住宅在庫と差し押さえの急増は価格が引き続き急速に下落 することを示唆している。米政権の救済計画はいずれ価格下落の鈍化 につながるだろうが、即効性はない」との見方を示した。

調査対象となった20都市すべてで住宅価格指数が前年同月比で 低下。特にフェニックスとラスベガス、サンフランシスコはそれぞれ 34%、33%、31%の大幅な低下を記録した。

10-12月期の住宅価格指数は前年同期比18.2%低下。7-9 月期は16.6%低下だった。

S&Pのマネジングディレクター、デービッド・ブリッツァー氏 は発表文で「住宅不動産市場の広範な下降は続いている。統計から読 み取れる限り、好転している個所はあったとしても非常に限られてい る」と指摘した。

月間の住宅価格指数は2006年のピークから27%低下した。前 月比では2.5%低下と、11月の2.3%低下から下げが加速した。フ ェニックスとラスベガスは前月比で過去最大の低下となった。

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