杉山全銀協会長:追加経済対策「早急に必要」-銀行決算もっと厳しい

全国銀行協会の杉山清次会長(み ずほ銀行頭取)は24日午後の都内での定例会見で、昨年10-12月の 国内総生産(GDP)が34年ぶりの大幅減となるなど深刻な景気悪化 を受け、「足元の経済悪化は大方の予想をはるかに上回っており、追加 経済対策を早急にする必要がある」と政府の新たな対応を促した。

GDPの2ケタ減については、「主因は輸出の大幅な落ち込みで、 外需主導のツケという状況にある。内需拡大につながる中長期的視点に 立った対策」が必要と強調。具体的には農業、医療・介護、環境・エネ ルギーなどの分野を伸ばす政策を打ち出すべきだとの考えを示した。

一方、大手銀行の2009年3月期決算の見通しについて杉山会長は、 「与信関連費用の増加は止まっておらず、保有株の下落リスクも大き い」と指摘。みずほフィナンシャルグループなどが最終赤字となった 2008年4-12月期より「もっと厳しい影響が残念ながら出てくると感 じている」と述べた。経営環境の好転は早くとも今秋以降とみている。

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