バブル崩壊相場は起点に戻る、日経平均下値限定も-みずほ投信荒野氏

東京株式市場では24日、日経平 均株価が終値ベースでのバブル経済崩壊後の最安値(7162円90銭、 2008年10月27日)を一時下回った。取引時間中の最安値6994円 (同10月28日)にも接近する中、みずほ投信投資顧問の荒野浩理事 は下値めどを6000円台前半と予想。ただ、1980年代のバブル相場の スタート時の水準にまで逆戻りし、今後の下値は限定的とも見ている。

「バブル崩壊の相場は、究極的にはスタート時点に戻る特徴があ る」と荒野氏。例えば、ニューヨーク原油先物相場は08年7月に147 ドルの最高値を付けた後、ことしになって03年前後のスタート時点ま で戻っている。ITバブルで、2000年に史上最高値の5000ポイント に乗せた米ナスダック指数の調整も同様の歩みだ。日経平均が89年末 に史上最高値3万8915円を付けたバブル相場のスタート時点は、82 年10月1日の6849円。当時は先進国の世界同時不況が深刻化、輸出 の不振を背景に日本株が低迷していた。

日経平均の昨年10月安値6994円について、1日当たりの下落幅、 期間当たりの下落率などから考慮して、荒野氏は「安値の資格がある」 と見ている。足元では海外株安が波及、再び下値を試す動きとなってお り、同氏も一時的に6000円台前半もあり得るとするが、現在の日本株 は07年2月の高値から2年が経過し、PBR(株価純資産倍率)もほ ぼ2割のき損を織り込んだ水準にあるという。

「バブル相場のスタート時点まで戻ったことも考えると、下値は限 定的で、買い下がりスタンスが報われる局面に入った」と、荒野氏は話 している。

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