中国の景気対策:企業収益や株価の改善につながらず-モルガンS

米モルガン・スタンレーによると、 中国の景気対策は過剰な供給能力の削減を遅らせるだけであり、中国 経済を今年、回復させるにしても、企業収益の拡大やMSCI中国指 数の大幅上昇をもたらすことはなさそうだという。

モルガン・スタンレーの中国担当チーフエコノミスト、王慶氏と アナリストのジェリー・ルー氏は23日付のリポートで、「中国の積極 的な景気対策は今年7-12月(下期)に国内総生産(GDP)の回復 をもたらすはずだが、政策主導の成長は質が伴わず、企業収益や株式 のパフォーマンスにはつながらないだろう」と指摘した。

また、同リポートは、香港上場の中国株は「U字型回復の底ばい」 が来年まで続く可能性があると分析。その理由として「景気対策は企 業の破たんを遅らせるだけになる」点を挙げ、「企業破たんは市場主導 の再均衡に向けた重要なステップだ」と指摘している。

香港上場の中国株が大半を占めるMSCI中国指数は昨年、52% も下落しており、今年に入ってからは9.3%下げている。

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