UBS:顧客名の開示求める米裁判、4月末までに対応必要-判事

スイスの銀行最大手UBSが米司法 省から、同行口座を資産隠しに利用した疑いのある米国人顧客5万2000 人の名前を開示するよう求められた裁判で、フロリダ州マイアミの連邦 地裁のアラン・ゴールド判事は23日、UBSに4月30日までに対応す るよう命じた。

米司法省は19日にUBSを提訴しており、その前日には、UBSが 富裕層米国人顧客の脱税ほう助による起訴を先送りするため、7億8000 万ドルの支払いと一部顧客名の開示に合意していた。

ゴールド判事はまた、UBSによる4月末までの申し立てに対し、 米司法省は6月30日までに対応する必要があるとの判断を下した。

米内国歳入庁(IRS)はスイスの銀行の伝統である秘密主義に風 穴を開けたい考えで、米司法省はこの秘密主義で米財務省の税収が奪わ れたと主張している。これに対しUBSは2月20日の裁判関連文書の中 で、米司法省による提訴はスイスの主権を侵害するものであり、銀行従 業員に顧客名開示を強要して刑法に抵触せざるを得ない状況に追い込む ものだと反論した。スイス政府は、文書偽造などスイスの税金詐欺関連 法に違反したと判断したUBSの顧客名をIRSに開示している。スイ スは米国とは異なり、税金逃れは刑法上の犯罪と見なしていない。

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