西松屋株が5年超ぶり安値、子供衣料の低迷続く-今期も約2%減想定

子供衣料や生活雑貨などを扱う西 松屋チェーンの株価が一時、前日比2.6%安の723円と続落。2003年 4月2日以来、約5年10カ月ぶりの安値水準に沈んだ。個人消費の冷 え込みを受けて主力の子供衣料部門が長らく低迷、今期も既存店売上高 は前期比2%程度のマイナスとなる見込み。自社内競合なども想定され、 収益停滞を懸念した売りが先行している。

同社が23日の取引終了後に公表した月次売上高によると、2月度 (1月21日-2月20日)の既存店売上高は前年同月比4.8%減とな った。同社常務取締役管理本部長の江畑恵司氏によると、「冬物在庫の 消化に注力したが、順次値下げしていったため、売り上げも減った」 (江畑氏)という。これにより、過去12カ月累計の既存店売上高は前 の期に比べて2.1%減った。

西松屋チェでは、4月1日に2009年2月期決算を発表する予定。 今期(10年2月期)は65店の出店を計画、既存店売上高の前提を1- 2%のマイナスと設定する方向で社内調整を行っている。江畑常務は、 「スーパーなどの競合先も子供衣料の値下げを行っているため、弊社と しても圧倒的な低価格を実現し、来店客数をプラスに持って行きたい」 と説明、ある程度の客単価下落を受け入れ、客数の増加を優先させる意 向だ。

CSK-IS金融経済研究所の小川浩一郎シニアアナリストは、同 社の現状を「商品調達構造の変革やスピーディーな売価変更などに取り 組んでいるが、まだまだ効果が十分発揮できていない」と指摘。今期は 店舗網の拡充などで収益規模が拡大、業績はある程度確保できるとみて いるが、「自社内競合が増え、既存店売上高が弱含む展開が続かざるを 得ない」と話した。

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