野村HDが年初来安値を更新、3月に最大28%希薄化の増資実施へ(3)

野村ホールディングス(HD)株が 4営業ぶりに急反落。前日比43円(9.3%)安の420円とこの日で最も 安い値段で取引を終了し、約26年ぶりの安値水準を記録した。3月中に 新株(普通株)を最大7億5000万株発行する公募増資計画を前日発表し た。株式価値の希薄化を招く発行済み株式の増加は最大で28%となる。

発表によると、調達金額は約3000億円。新株は国内一般募集で3億 4140万株、海外で3億7500万株を発行し、さらに需要に応じて3360万 株を追加する。野村HD株の売買代金は東証1部第3位の294億円で売 買を伴って下落した。2月6日に新株発行枠を登録して以降、約27%下 落し、希薄化分をほぼ織り込んだ。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、野村の増資について「投 資家は今回のファイナンスを資本の毀損(きそん)分を埋める保守的な ものと受け止めている」と指摘。希薄化懸念は織り込まれているが、 「米国のシステム不安がさらに深刻になってきている今、野村が調達し たお金で有効な成長シナリオを描けるとは考えにくい」と分析する。

--共同取材:日向 貴彦 Editor: Kazu Hirano, Takashi Ueno

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 河元 伸吾 Shingo Kawamoto +8-13-3201-3540 skawamoto2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 大久保義人 Yoshito Okubo +8-13-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Philip Lagerkranser +852-2977-6626 lagerkranser@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE