ライトオン株が反落、客数減で既存店売上高が急減-業態魅力も乏しく

大手ジーンズチェーンのライトオ ンの株価が前日比で一時3.5%安の992円と反落。国内の景況感が悪化 するなか、客数減少から既存店売上高の低迷が厳しさを増している。現 在の消費環境においては業態としての魅力にも乏しいとして、業績懸念 の売りが先行している。

同社が23日に発表した2009年2月度の既存店売上高は前年同月 比13%減となった。客単価は1.2%上昇したものの、客数が14%減と 大幅に落ち込み、冬物商品の販売が苦戦した。既存店売上高は1月度の

6.3%減から落ち込み幅が拡大。この結果、上半期(08年9月-09年 2月)の既存店売上高は同3.5%減となった。客単価は上昇したものの、 客数は6%強の減少。

かざか証券の田部井美彦市場調査部長は「企業が過剰設備と過剰雇 用の解消に手をつけており、それが国内の個人消費の厳しさにはねかえ っている」と指摘。細いタイプやローライズタイプなど「一時期にジー ンズで流行したファッションも下火になっている」と述べた。

田部井氏は、同社の既存店売上高の悪化はサプライズではないとし ながらも、「個人消費が一段と悪化するなかでは、百貨店に比べて価格 帯がやや下にある専門店も数字が落ちやすくなっている」との見方を示 した。個人消費悪化の裾野が着実に広がるなかでは、ブランドや日用品 に特化するなどチェーンの特色が必要だとし、「その点においてもライ トオンは特徴に欠ける」(同氏)という。

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