米AIG、政府保有の優先株を普通株に転換求める可能性(2)

米政府の公的管理下にある保険大手 のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、リセッシ ョン(景気後退)による資産評価の低下に対応し、政府による救済計画 を再び見直す可能性がある。

事情に詳しい関係者1人が23日明らかにしたところによると、A IGは、政府保有の優先株の普通株への転換を求めることを発表する公 算が大きい。AIGは優先株に10%の配当を支払う一方、普通株は無 配としている。

クレジットサイツのアナリスト、ロバート・ヘインズ氏は「優先株 への多額の配当支払いだけでも長期的には徐々に痛手となってくるた め、転換は助けになる」と述べ、AIGは「投資ポートフォリオで巨額 損失の可能性」に直面しており、信用格付けの引き下げにつながる恐れ があると指摘した。

アナリストの間では、かつて資産規模で最大の保険会社だったAI Gが5四半期連続の赤字決算を発表すると予想されており、米政府から の融資の返済能力に疑問の声がある。

救済計画見直しとなれば、過去4カ月で2回目。関係者によると、 AIGは新たな救済計画に関して、2008年10-12月(第4四半期)決 算と同時に発表する可能性がある。この関係者は政府との協議が非公開 であることを理由に匿名を条件に語った。

AIGの広報担当クリスティーナ・プレット氏は、「AIGの財務 課題に対応する可能性のある新たな選択肢を評価するため、ニューヨー ク連銀との協力を続けている」と説明し、それ以上のコメントは控えた。

米経済ニュース専門局CNBCが23日、情報源を明かさずに伝え たところによると、AIGは600億ドルの赤字を発表する可能性がある。 AIGは連邦破産法の適用申請の可能性についても検討しているが、実 現の見込みはほとんどないとCNBCは報じた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE