短期市場:翌日物0.10-0.11%付近か、税揚げまたぐ1週間物に注目

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10-0.11%付近で横ばいか。9兆円台の準備預金残高を背景に 需給が緩んでいるが、補完当座預金金利0.1%を下回る水準では取引も 成立しづらい。また、この日の取引では、資金需要の高まる月末や税 揚げ日をまたぐ1週間物の水準が注目されている。

23日の翌日物の加重平均金利は前日比0.3ベーシスポイント (bp)上昇の0.108%と、5営業日ぶりに金利が反発した。朝方は地 方銀行や一部大手銀行を中心とした調達で0.10-0.11%から始まった。 その後も横ばいで推移したが、調達が一巡すると閑散な取引が続いた。

2月分の準備預金の積み上げ期間(2月16日-3月15日)は同 残高(除くゆうちょ銀)が9兆円台で維持されており、各銀行とも積 みが進ちょくして、足元資金の需給も緩和している。レポ(現金担保 付債券貸借)は0.13%前後での資金運用が続いている。

日銀は総額4兆円の国債買い現先オペを連日実施しているほか、 3月に期日を迎える共通担保資金供給オペも積極的に実施。前日の同 オペ8000億円(本店分、期日3月3日)の最低金利は0.15%、平均 金利は0.154%と、低位横ばいとなっている。

この日から無担保コール1週間物の期日が3月4日の税揚げ日を 越えるため、取引水準が注目されている。同日は国庫に法人税を納め る要因などから3-4兆円の資金不足が予想されている。前日までの 1週間物の取引水準は0.13-0.15%程度だった。

準備預金9.4兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、当座 預金は2000億円増の13兆4000億円程度、準備預金(除くゆうちょ 銀)は4000億円増の9兆4000億円程度になる見込み。短資会社各社 の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)4兆3800億円と積み終了先 4兆1300億円から推計した中立水準は8兆5000億円程度になる。

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