オバマ米大統領:財政赤字を1期目で半減へ-経済の負担軽減公約

オバマ米大統領は23日、拡大する連邦政府 の債務が米経済の重荷となっていると述べ、政権1期目に財政赤字を半減すると 公約した。

オバマ大統領はこの日、ホワイトハウスで開いた財政規律に関する会議で、 米国はリセッション(景気後退)と財政赤字に同時に対応する必要があると強調。 そうしなければ「今後新たな危機に陥るリスクがある」との懸念を示した。会議 には議員や財界と労働組合のリーダー、学識経験者が出席した。

大統領は「利払いが増え、返済期限がくると、経済への信頼が損なわれ、債 務を背負っていくわれわれの子供や孫たちは夢を追い求めることができない」と 述べ、「だからこそ今日、われわれが受け継いだ財政赤字を最初の任期の終わり までに半減することを約束する」と言明した。

ホワイトハウスと米議会予算局(CBO)の予測によると、今年度の財政赤 字は少なくとも1兆3000億ドルに上る見通し。リセッションによる税収減や政 府サービスの需要増加に伴い、財政赤字は急増している。オバマ大統領は先週、 減税と財政出動による経済再生を目指した7870億ドルの景気対策法案に署名し た。

なおざりにされた課題

オバマ大統領はさらに、現在の環境で財政赤字を削減するには「長期間なお ざりにしてきた課題」に立ち向かう必要があると指摘。「ペイ・アズ・ユー・ゴ ー」ルールを復活させ、支出増加を必要とする場合には、増税や他の予算削減で 対応することを約束した。

同大統領はまた、1期目の予算では政府の歳出計画と将来の費用の現実的な 予測について「十分かつ誠実な説明」を行うと表明した。大統領は今週、議会で 今年の優先課題について演説し、2010年度の予算概要を公表する予定。

大統領の財政赤字半減計画は富裕層への増税とイラク戦費の削減を通じて行 うもので、側近によれば1期目が終わる2013年までには財政赤字は5330億ドル に縮小する見通し。

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