欧州金融機関債、保証コストが過去最高-国有化で利払い繰り延べ観測

23日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、欧州の銀行と保険会社の社債を保証する コストが過去最高となった。国有化された金融機関が利払いを免除さ れるとの懸念が背景。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25銘柄で 構成するマークイットiTraxx金融指数はニューヨーク時間午 前8時23分(日本時間午後10時23分)現在、5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇し過去最高の159bp。劣後債の指数 は5bp上昇の305bp。一時は過去最高の320bpに達した。

米政府は保有する米銀シティグループの優先株を普通株に転換 し同行の保有比率を高める可能性がある。この場合、納税者の負担を 減らすため劣後債の利払いが繰り延べられるとの観測が広がってい る。英政府は先週、国有化した住宅金融会社ブラッドフォード・アン ド・ビングレーに劣後債の利払い繰り延べを認めた。

ドレスナー・クラインオートのロンドン在勤クレジットストラテ ジスト、フォルケルト・ヤンファンデルフェール氏は「政府は積極的 に関与し、ルールを変えている」が、「先の見通しが立たなくなるた め市場にとっては大きなマイナスだ」と指摘した。

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