米バブル崩壊でデフレは日本より悪質、金は3500ドルにも-CLSA

CLSAのストラテジスト、ク リストファー・ウッド氏は、米国はバブル崩壊により1990年代の日 本よりも激烈な影響に直面しているとの見解を示し、デフレ圧力のな かで投資家が資産を守る手段は金のみだと指摘した。

米国の住宅不況は銀行の不良資産を増やし、近年の信用拡大の原 動力だった証券化事業に大打撃を与えた。同氏は東京でのCLSA主 催の会議で、「証券化の崩壊は90年代初めの日本のバブル破裂より もはるかに激烈なデフレ圧力を米国にもたらす」との見解を示した。 また「今後については、成長の水準を犠牲にしても、基本的により抑 制の効いたシステムが必要になる」と指摘した。

さらに、各国政府が危機対応を加速させ実物資産に対する貨幣価 値を切り下げることから、金が最も安全な投資先となるだろうとして、 金価格が2010年に1トロイオンス=3500ドルに達する公算が大きいと の見通しを示した。

同氏はまた、中・東欧の経常赤字国のリスク増大を指摘し、同地域 の「通貨が暴落し、欧州の銀行が抱える同地域関連の膨大なリスクに 注目が集まるだろう」と述べた。

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