ECB総裁:与信縮小広がれば銀行システムの存在理由損なう(2)

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は23日、ユーロ圏に与信縮小が見られるとし、銀行が企業や 個人向け融資を縮小させている状態は銀行システムそのものの価値 低下につながる恐れがあるとの見解を示した。

同総裁はパリで欧州の証券業界規制当局者向けの講演で、ユー ロ圏で「与信の流れが細っている兆候が見られた」と語った。その ような状態は部分的には需要低下が原因だが、「供給側の事情とレ バレッジ解消に伴う金融環境の逼迫(ひっぱく)化」も反映してい ると解説。銀行側の「そのような行動がシステム全体に広がればシ ステムそのものの存在理由を損ないかねない」と指摘した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のユーロ 圏担当チーフエコノミスト、ジャック・カイユー氏は、「信用逼迫 の兆候を今までで最も明白に認めた」トリシェ総裁の発言は重要だと コメントした。

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