ホンダ:伊東専務が社長に昇格、福井社長は相談役に-6月就任(4)

国内2位の自動車メーカー、ホン ダは23日、伊東孝紳専務(55)が社長に昇格する人事を内定した。6 月下旬に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。福井威夫社長 (64)は取締役相談役に退き、経営の世代交代を図る。

ホンダの7代目の社長に内定した伊東氏は1978年ホンダ入社、00 年取締役、03年常務に昇格するとともに、社長への登竜門とされる研 究開発部門、本田技術研究所の社長に就任した。その後、鈴鹿製作所長 を経て、07年6月に専務に昇格、現在は四輪事業本部長を務めている。 伊東氏は4月1日付で本田技術研究所の社長に再び就き、6月のホンダ の社長就任後も兼務する。経営のコンパクトを図り、即断即決を重視し た体制にするため。

一方、福井氏は03年6月に吉野浩行前社長(69歳、現取締役相談 役)の後を受け社長に就任した。この間、米インディアナ四輪車工場、 寄居四輪車工場(埼玉県寄居町)などの設立を決め、生産体制のグロー バル化を推進した。その一方で、昨年秋以降の世界的な自動車販売の減 少に伴う業績の悪化を受け、昨年末に自動車レースのフォーミュラーワ ン(F1)からの撤退を表明した。

新生証券の松本康宏アナリストは「トヨタ自動車と同様に大本命の 候補が社長に就くことになり、違和感はないが、会社が一番厳しい時の 交代となる。ただ、若返りを図ることで社員が危機感を共有できれば、 苦しい時代を乗り越える原動力になるのではないか」とみている。

福井社長は同日、都内の本社で会見し、企業が永続するため経営 の世代交代は非常に重要などと述べ、若返りを図る考えを示した。次期 社長に内定した伊東専務は「変化を先取りできる会社にしたい」とした ほか、「よりスピーディーな経営にかえたい」と語った。さらに、新し い時代を切り開く商品を開発するとも述べた。

ホンダの株価終値は前週末比85円(3.8%)安の2160円。

--共同取材:松田 潔社、北村 真樹子 Editor:Hideki Asai、 Keiichi Yamamura

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