タイの10-12月GDP:前年比4.3%減-予想上回る落ち込み

タイ国家経済社会開発庁(NE SDB)が23日発表した2008年10-12月(第4四半期)の国内 総生産(GDP、季節調整済み)は前年同期比4.3%減と、予想より も大幅なマイナス成長となった。輸出と観光の落ち込みが響き、同国は 10年ぶりのリセッション(景気後退)の瀬戸際に追い込まれた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト17人の予想 では、GDPは2.8%減(中央値)と見込まれていた。マイナス成長 は1999年1-3月(第1四半期)以来初めて。

タイは同国産の農産物や自動車、エレクトロニクス製品への需要 が低迷し、シンガポールや台湾、香港、日本に続いて、リセッションに 陥る恐れがある。アピシット首相は景気下降に歯止めをかけるため、給 付金の即時支給と長期的な公共事業の実施を誓約している。

アピシット首相は先週、同国経済が09年1-6月(上期)にマ イナス成長となった後、7-12月(下期)に上向く可能性があるとの 見通しを示していた。

NESDBは23日、09年のGDP伸び率が前年比で最大1%の マイナスと、過去11年で最大の落ち込みを記録する可能性があると予 想した。昨年11月時点では最大で4%のプラス成長になると予測して いた。08年の成長率はプラス2.6%だった。

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