英ICAPの企業連合にJPモルガンなど参加か-LCH買収に向け

銀行間ブローカー最大手の英ICA Pが欧州最大の証券決済機関LCHクリアネット・グループに買収提案 する場合、米銀JPモルガン・チェースやドイツ銀行など銀行8行が買 収案を支援することが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。L CHクリアネットは米金融市場の金利スワップ取引の約半分の保証を手 掛けている。

こうした銀行の一部は、すでにLCHクリアネットに7億3900万ユ ーロ(約890億円)での買収を提案している米決済機関のデポジトリー・ トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)にも出資。DTCCはク レジット・デフォルトスワップ(CDS)取引などの決済機関になるこ とを目指している。

銀行は458兆ドル規模の金利スワップ取引への関与を維持する準備 を進めている。一方、欧米の当局は昨年9月の米証券リーマン・ブラザ ーズ・ホールディングス破たんや保険大手アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)の経営悪化の要因になったとされるCDS取 引の透明性拡大を推進している。

ヒューストン大学で金融を研究するクレイグ・ピロング教授は「決 済をするなら、金融機関はそれをコントロールしたい考えだ」とし、「銀 行は基本的には、決済制度の発展にできるだけ影響力を持てる態勢を整 えている」と述べた。

ICAPは2日、LCHクリアネットに買収提案する可能性のある 金融機関連合の一部だと表明。LCHクリアネットは13日、市場規模が 28兆ドルのCDSの決済サービスを12月までに提供する意向を示して いる。

詳細は秘密だとして匿名を条件に語った同関係者によると、ICA Pの連合にはシティグループ、UBS、BNPパリバ、HSBCホール ディングス、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(R BS)、ソシエテ・ジェネラルも含まれる。

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