【個別銘柄】SFCG余波、松竹、金関連、東洋電、近鉄エ、ゴールド

23日の日本株市場における主な材 料銘柄の値動きは以下の通り。

SFCG(8597):前週末比200円(15%)安の1092円ストッ プ安比例配分。同社は23日、東京地裁に民事再生手続き開始を申し立 てて受理された。負債総額は3380億円で、ことし最大の上場企業の経 営破たん。SFCGに11.5%出資する光通信(9435)の終値は6.8% 安の1520円と急落。

ノンバンクや不動産株:SFCGの破たんでその他金融株全般に資 金調達懸念が広がり、アイフル(8515)が16%安の107円、クレディ セゾン(8253)が11%安の627円と売られ、東証1部の下落率上位に はNISグループ(8571)、武富士(8564)なども並んだ。また、相 対的に有利子負債の多い不動産や建設株も売られ、長谷川コーポレーシ ョン(1808)、大京(8840)、ジョイントコーポレーション(8874) などが下落率上位に入る。

松竹(9601):15%高の744円と高値引け。昨年2月以来、およ そ1年ぶりの高値水準を回復。米国時間22日(日本時間23日)に開 催された映画界最大の祭典、米アカデミー賞の発表・授賞式で、同社配 給の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が外国語映画賞を受賞した。日 本における興行収入も会社側の想定を上回っており、収益への好影響が 期待された。

金関連銘柄:アサヒピリテック(5855)が6.5%高の1303円。株 安と景気後退の深刻化を背景に、価値保存手段として金の需要が高まっ ている。20日のニューヨーク金先物相場はほぼ1年ぶりに1オンス= 1000ドルを突破し、在庫評価益の拡大期待が高まった。松田産業 (7456)、住友金属鉱山(5713)なども大幅上昇した。

ゴールドウイン(8111):21%高の126円と急伸。昨年の北京五 輪で話題となった競泳水着「レーザー・レーサー(LR)」を2月末か ら本格的に販売すると20日に発表している。全国のスポーツ店や百貨 店などで販売する。

いすゞ自動車(7202):4.2%安の92円。一時8.3%安の88円ま で下げ、2003年4月28日以来の90円割れ。販売を伸ばしてきたロシ アや東欧市場の需要が低迷し、収益の先行き不安が広がっている。株式 需給面で信用取引の買い残が売り残を大きく上回っており、足元の続落 傾向の中で処分売り圧力が高まったという。

東洋電機製造(6505):7.2%高の509円。7.4%高の510円まで 上げ、昨年9月29日以来、約5カ月半ぶりの高値を更新。中国で高速 鉄道車両用の駆動装置を受注したと22日付の日本経済新聞朝刊で報じ られ、事業拡大期待から買いが集まった。

近鉄エクスプレス(9375):8.3%安の1719円。国際航空貨物カ ルテルに関する一部報道を受け、公正取引委員会から排除措置命令と課 徴金納付命令の事前通知書を受領したと正式発表した。日経テレコンは 21日、国際航空貨物の運送費などの値上げを巡り違法なカルテルを結 んだ疑いが強まったとして、公取委が日本通運や近鉄エクス、郵船航空 サービスなど十数社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)で総額 数十億円規模の課徴金納付命令と排除措置命令を出す方針を固め、各社 に事前通知したと報じていた。

大阪ガス(9532):3.1%高の365円。メリルリンチ日本証券は 20日、新規に投資判断を「買い」に設定した。

東芝(6502):6.5%安の215円。一時11%安の204円と、1980 年9月以来の安値を更新。読売新聞オンライン版は20日午後、同社が 3000億円を超す規模の資本増強に踏み切る方針を固めたと報じ、需給 悪化を懸念した売りに押されている。東芝側は、「適切な資本政策は常 に検討している。現時点で知らせるべき事実はない」との声明を発表。

アデランスホールディングス(8170):6.7%安の672円。景気悪 化の影響で女性向けの新規のかつら需要が落ち込んでおり、09年2月 期の連結純損益予想を赤字に変更した。月次売上高も大幅な減少が続い ており、業績低迷が長期化するとの不安が高まった。

福井銀行(8362):4.4%安の308円。09年3月期の連結経常損 失額は、従来予想の15億円から95億円に拡大する見通しになったと 発表。前期実績は31億円の黒字。取引先の木原建設(本社福井県越前 市)が19日付で東京地裁に民事再生手続の開始を申し立てたことで、 同社に対する債権取立不能のおそれが生じた。

ゼビオ(8281):4.4%安の1399円。個人消費の低迷で高額なゴ ルフクラブの販売が不振なことを理由に、09年3月期の業績予想を下 方修正した。暖冬の影響でスキーなどのウィンタースポーツ関連も落ち 込んでおり、業績の改善には時間が必要との見方が広がった。

郵船航空サービス(9370):1.5%高の1034円。みずほ証券は20 日、投資判断を「3(ホールド)」から「2(買い)」に引き上げた。

ドクターシーラボ(4924):2.4%高の14万2600円。発行済株式 総数の1%に相当する2800株、4億円を上限に自己株式の取得を行う。 取得期間は3月14日から4月13日まで。

東邦システム(4333):4.3%安の511円。80万株の公募増資を 行うと発表した。オーバーアロットメントによる売り出しのための第三 者割当増資も10万株を上限に実施する。1株利益の希薄化懸念から売 りが優勢になった。

三菱電機(6503):1.1%安の377円。ドイツ証券は20日、投資 判断を「買い」から「ホールド」、目標株価を600円から360円に引 き下げた。

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