欧州首脳会合:金融監視強化やヘッジファンド・格付け会社規制で合意

欧州主要国は22日、ベルリンで 首脳会合を開き、世界的なリセッション(景気後退)を引き起こした金 融危機の再来を阻止するため金融市場の監視・規制を強化することで合 意。金融システムの全面的見直しが必要だと指摘した。

欧州主要国の首脳は金融市場の信用回復を図る7項目で一致。不 況下での銀行の資本維持や透明性向上、タックスヘイブン(租税回避 地)を利用した課税逃れへの制裁措置策定などを、4月に英国で開かれ る20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で提案する。

ドイツのメルケル首相はこの日、ヘッジファンドや格付け会社など すべての市場参加者と商品を規制・監視下に置く必要があると指摘。こ の文言は共同文書に盛り込まれた。

サルコジ仏大統領は会合後に記者団に対し、「欧州はG20で金融 システムの見直しを望むことで一致した」と述べた上で、「われわれは 表面的な措置や暫定的な手段について話しているのではない。実施が必 要な構造的な措置について語っているのだ」と強調した。

サルコジ大統領は「選択肢はほかにない。4月2日までにわれわれ は成功を収める必要がある。この歴史的となるサミットを妨げることは 絶対に許されない。われわれは成功する。失敗すれば、セーフティーネ ットは失われるだろう」と語った。

英国のブラウン首相は、金融監視の上で「世界的なシステム」が必 要だと指摘。また東欧や中欧の銀行の資本増強の問題に触れ、欧州主要 国首脳は国際通貨基金(IMF)の危機管理のための財源を5000億ド ル(約46兆7000億円)に増やすことも提案していると説明した。

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