英RBSが事業2分割へ-1300億円の経費削減目指す-関係者

経営再建中の英銀大手ロイヤ ル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、投資銀行部門など の規模縮小を通じて10億ポンド(約1300億円)余りの経費を削減す る計画だ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

関係者によると、RBSは今後3-5年かけ、英国とそのほかの 「中核」部門を含む事業と、非中核事業に2分割する。協議は極秘で あるとして、この関係者は匿名を条件に明らかにした。

BGCパートナーズのシニアストラテジスト、ハワード・ウィー ルドン氏は「これは極めて合理的な解決策だ。RBSの強化につなが る」と評価し、「RBSには一部極めて良好な部門があり、その部門 を成功、成長させる必要があることを念頭に置かねばならない」と語 った。

関係者によると、英政府が過半数株式を保有する英銀で最大のR BSは、約2000億ポンド相当の資産を、将来の損失から金融機関を 保護することを意図して設置された政府保証計画に移す方向で作業を 進めている。RBSは26日の2008年決算発表で英企業としては過去 最大となる最大280億ポンドの損失を発表する可能性があることを先 月、明らかにしていた。

RBSの広報担当者、ニール・ムーアハウス氏はブルームバーグ の取材に対しコメントを控えた。政府の保有銀行株の管理組織である UKファイナンシャル・インベストメンツの広報担当者もコメントを 控えている。

アジアとオーストラリア

事情に詳しい関係者によると、RBSは世界の主要金融センター にとどまる方針だが、アジアでは一部の国から撤退するとともに、一 部事業を廃止する見通し。22日付の英紙サンデー・テレグラフが報じ たところによると、非中核事業には航空機リース部門や、ABNアム ロ買収の一環で取得したアジアとオーストラリアの部門、住宅ロー ン・融資事業を手掛ける米チャーター・ワンが含まれる。

また、RBSはオーストラリア部門をほかのアジア資産とともに 全面的または部分的に売却する計画も検討中だと、同計画に詳しい関 係者3人が先週、ブルームバーグ・ニュースに対して語っている。英 紙サンデー・タイムズが情報源を明かさずに報じたところによると、 一連の経費削減策の結果、約2万人が削減される見通しで、その半数 以上は英国の従業員が対象になるという。

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